2019年4月のアルバイト平均時給は全国平均1,035円~「関西エリア」では、ボーナス商戦に向けた新製品発売に伴い、「製造工」のニーズ高まる(アルバイト求人情報サービス「an」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営するアルバイト求人情報サービス「an」は、求人情報メディア「an」に掲載された求人広告から平均時給を分析しています。2019年4月の結果をお知らせします。
※2019年3月データより市況感に合わせたサンプル数に変更しており、過去のデータについても再集計を行っております。
※「an」で実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、採用企業向け情報サイト「anレポート」にて公開しております。
【 全体 】~ 平均時給1,035円。求人数は前月比、前年同月比ともに増加
2019年4月の全国平均時給は1,035円(前月1,039円、前年同月1,035円)となりました。前月比-4円、前年同月比±0円となりました。求人数(※1)は前月比100.6%、前年同月比139.3%となりました。
※1:「an」サイトの求人掲載数
【 エリア別 】~「北海道エリア」の時給は右肩上がりで上昇。2カ月連続で「九州エリア」を上回る
エリア別平均時給は「関東エリア」が1,092円で最も高く、次いで「関西エリア」が1,024円、「東海エリア」が1,012円、「北海道エリア」が932円、「九州エリア」が921円、という順になりました。北海道では、インバウンド需要の増加に伴い、平均時給が右肩上がりで上昇しています。一方で、九州は、2018年から継続していた都市開発に伴う商業施設の採用が落ち着き、平均時給は横ばいとなっています。これら2つの要因により、「北海道エリア」の平均時給は本調査開始(※2)以来はじめて、2カ月連続で「九州エリア」を上回る結果となりました。
※2:現行の算出方法での調査開始は2013年1月
【 職種別 】~ デリバリーサービスの需要が拡大し、採用が活発に。人員確保のため、時給は上昇
職種別平均時給は「専門職系」(1,292円)が最も高く、次いで「運輸職系」(1,142円)、「事務系」(1,071円)、「サービス系」(1,058円)、「技能・労務系」(1,055円)、「フード系」(1,001円)、「販売系」(957円)と続きました。
飲食業界では、2019年10月に導入される軽減税率制度に備え、「中食」のサービスを導入する企業が増えています。また、飲食店専門のデリバリー代行サービスも台頭しており、デリバリースタッフの採用ニーズが各社で高まっています。それに伴い、「フード系」に分類される「デリバリー」の平均時給が増加しています。
【 解説 】~ ゴールデンウィークは、イベント会場や観光地で「フード販売」の需要が高まる
4月の全国平均時給は、引き続き「フード系」「販売系」のレギュラーバイトの需要が高く、減少しました。4月末から最長10連休となったゴールデンウィーク中は、各地で開催されたイベントの会場や観光地で「販売系」に分類される「フード販売」のニーズが高まりました。「関西エリア」では、ボーナス商戦に向けた化粧品や電化製品の新商品発売に伴い、「技能・労務系」に分類される「製造工」の時給・求人数が増加しました。これらの企業は関西圏以外からの採用も積極的に行っており、「赴任交通費の支給」や「寮・社宅完備」など福利厚生の充実を図っています。5月の全国平均時給は、レギュラーバイトのニーズが継続して高いことが見込まれ、微減となる見通しです。(an編集長 川合 恵太)
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /5月16日発表・同社プレスリリースより転載)