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「給与計算代行」会社の種類

一口に給与計算代行会社といっても、バックグラウンドの違いでいくつかの種類がある。大手になると提供可能としているサービスにはほとんど差がないが、基礎知識としてそれぞれの強みや特色は知っておきたい。

社労士・税理士系 社会保険労務士事務所や税理士事務所を母体とする。給与計算や年末調整などのベーシックなサービス中心。柔軟な対応が可能だが、大量処理は得意ではないので従業員数200名以下の中小企業向き。
銀行系 銀行のシステム部門から派生。給与の口座振込サービスの発展型であり、給与計算のみを提供しているケースが多い。大量のデータ処理にも対応。ただし、計算の基礎となる勤怠データなどは人事がそろえる必要がある。また、年末調整に対応していないケースもある。
シェアードサービス系 大手企業グループの給与計算を本業とし、外部からのアウトソーシングにも対応しているケース。給与計算から人事代行まで可能。あくまでも親会社の人事・給与制度をベースにしているので、自社のスタイルに合うかどうかを見極める必要がある。対従業員の業務には慣れており、一般的に業務品質は高いとされる。
IT企業系 人事システムの開発・運用ノウハウを背景にアウトソーシングも手がける。コンピュータシステムに強いので、要望に応じて自由度の高いカスタマイズが可能。大量のデータ処理にも強い。ASPの提供も可能。また、人事業務代行までは対応していない場合があるので確認が必要。
フルアウトソーシング系 基本的に人事業務代行までを含めたトータルサービスを行う。従業員1000名程度以上の規模のケースでコストダウンの効果が出やすい。中堅企業向けにはサービスを定型化したパッケージ商品などで対応。

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企画・編集:『日本の人事部』編集部

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