生活衛生関係営業、人手不足を感じている企業は約4割。従業者の賃金を引き上げた企業割合が調査開始以来、過去最高~『雇用動向に関するアンケート調査結果』:日本政策金融公庫
[2019.03.13]
株式会社日本政策金融公庫は、2018年12月に「雇用動向に関するアンケート調査」(生活衛生関係営業の景気動向等調査特別調査結果2018年10~12月期)を実施しました。調査結果の詳細は以下のとおりです。
<調査結果概要>
- 従業者の過不足感は、「不足」と回答した企業割合が39.8%と、全体の約4割を占めた。業種別にみると、ホテル・旅館業が62.1%と最も多くなった。
- 従業者の不足による経営悪化への影響は、「影響がある」と回答した企業割合が全体の約7割を占めた。
- 従業者の不足への対応は、「従業者の新規採用」と回答した企業割合が最も多く、次いで、「営業時間の短縮」、「効果的な手段が見当たらない」の順となった。
- 従業者の採用に向けた効果的な取り組みは、「身内や知人等への紹介依頼」と回答した企業割合が最も多く、次いで、「ハローワークへの求人」、「求人サイトの活用」の順となった。
- 従業者の定着化に向けた効果的な取り組みは、「賃金の引き上げ」と回答した企業割合が最も多く、次いで、「休日・休暇の増加」、「勤務時間の削減」の順となった。
- 従業者の賃金水準は、1年前と比べて「上昇した」と回答した企業割合が、正社員で35.8%、非正社員で44.4%となった。賃金を引き上げた企業割合は、調査開始以来、過去最高となった。
【調査の実施要領】
調査時点 2018年12月上旬
調査方法 訪問面接調査
調査対象 生活衛生関係営業 3,290企業
有効回答企業数 3,061企業(回答率93.0%)
(業種内訳)
飲食業 1,403企業/映画館 50企業/食肉・食鳥肉販売業 152企業/ホテル・旅館業 169企業/氷雪販売業 54 企業/公衆浴場業 107 企業/理容業 411企業/クリーニング業 262企業/美容業 453企業
<お問い合わせ先>
日本政策金融公庫 国民生活事業本部 生活衛生融資部
生活衛生情報支援グループ 担当:小沢、一ノ瀬 TEL 03-3270-1653
◆ 本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(株式会社日本政策金融公庫 https://www.jfc.go.jp/ /3月11日発表・同社プレスリリースより転載)