全産業127社で74万6105円、対前年同期比は2.4%増と4年ぶりに上向きに転じる~『東証第1部上場企業の2018年夏季賞与・一時金(ボーナス)の妥結水準調査』:労務行政研究所
民間調査機関の一般財団法人 労務行政研究所(理事長:猪股 宏 東京都品川区西五反田3-6-21)では、東証第1部上場企業127社を対象に、今年の賃上げと同時期に交渉・決定した夏季賞与・一時金の妥結水準を調査・集計した(2018年4月24日現在)。
【調査結果のポイント】
1.平均金額:全産業127社の平均で74万6105円、対前年同期比2.4%増と、伸び率は4年ぶりに上向きに転じた。製造業は同3.1%増、非製造業は同0.2%増と、ともにプラスとなった。同時期(各年4月)集計で伸び率は、14年の5.7%増以降、17年0.0%まで3年連続で前年を下回っていたが、18年は2.4%増と上向いた。
2.平均月数:132社の平均で2.45カ月。同一企業で前年の月数との変化を見ると、17年より月数が「増加した」は57.6%、「同月数」「減少した」はともに21.2%となっている。
【調査要領】
1.集計対象・集計社数:対象は、東証第1部上場企業(2018年4月27日現在で2085社)のうち、原則として労働組合が主要な単産に加盟している企業。持ち株会社が東証第1部上場企業の場合、その主要子会社は集計対象とした。このうち、今年の賃上げ交渉と同時期に2018年の夏季賞与・一時金を決定している企業(組合)で、当研究所が結果を把握し得た127社(月数集計は132社)を集計
2.集計対象範囲と集計方法:集計対象範囲は原則、組合員1人当たり平均(一部の年齢ポイント、標準労働者、全従業員平均による妥結額・月数も集計に含む)。集計に当たっては、各社の1人当たり平均を足し上げ、集計社数で除した(単純平均)
3.集計時点:2018年4月24日(調査時期:2018年3月14日~4月24日)
※図表等はこちら(PDF)にてご覧いただけます。
※本調査の詳細は『労政時報』第3951号(18.5.11/5.25)で紹介します。
【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:一般財団法人 労務行政研究所
担当者名:前田・高橋・上林
TEL:03-3491-1242(直通)
Email:editor@rosei.or.jp
◆本調査の詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(一般財団法人労務行政研究所 http://www.rosei.or.jp/ /5月8日発表・同社プレスリリースより転載)