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中国 広東省の最低賃金、17年まで据え置き

[2016.03.08]

広東省の最低賃金基準が2017年まで据え置かれることが分かった。今年と来年の2年間は昨年5月に発表された15年の最低賃金を継続して適用する。景気の下振れ圧力が続く中、地元政府は企業経営を圧迫する賃上げを抑制する方針とみられる。

財新網が7日までに伝えた。15年の最低賃金は地域別に4種類に分類されており、◇1類(広州):月額1,895元(約3万3,000円)◇2類(珠海、仏山、東莞、中山):同1,510元◇3類(汕頭、恵州、江門、肇慶):同1,350元◇4類(1~3類以外の地区):同1,210元――。今年と来年は引き続き、同4種類の月額が最低賃金基準となる。

基準据え置きは、同省政府が先月28日に発表した省内企業のコスト削減を目指す計画「供給側構造改革のコスト削減行動計画(16~18年)」で明文化された。04年に最低賃金基準の制定が始まって以来、同省が基準据え置きを発表したのは、09年と12年に続く3回目。同省最低賃金基準の平均上昇率は、◇10年:21.1%増◇11年:18.6%増◇13年:19.1%増◇14年:19.1%増◇15年19.0%増――。毎年2割近い上昇率だった。

 

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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ /3月8日号より転載)

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