中国 労働者の平均年収3万元、世帯格差20倍超
中国労働者の2014年の平均年収は3万197元(約58万円)だったことが、中山大学社会科学調査センター(広州市)の調べで分かった。世帯収入の格差は20倍を超えている。7日付広州日報などが伝えた。
地域別では東部が3万3,624元と最も高く、以下は西部が2万8,246元、中部が2万6,960元だった。男女別では男性が3万3,697元なのに対し、女性は2万3,288元と大きく下回っている。
全国で世帯収入が最も高い2割の世帯の平均は15万3,546元、最も低い2割の世帯の平均は7,155元と、約21.5倍の開きがあった。世帯間格差は農村部で特に深刻で、農村世帯だけを比べた場合の差は約27倍に達した。都市部の世帯間では約12倍となっている。
労働時間は週平均で約45時間。残業する労働者の比率は外資合弁企業で最も高かった。
同調査はチベット自治区と海南省を除く全国29省・自治区・直轄市で実施。401の農村コミュニティーと1万4,226世帯、さらには労働者2万3,594人から回答を得た。
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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ /12月8日号より転載)