ベトナム 国営企業の平均給与、外資系企業上回る
今年第2四半期(4~6月)に労働者の平均給与(月額)が最も高かったのは国営企業で、外資系企業を上回っている――。労働・傷病軍人・社会事業省と統計総局(GSO)が発表した給与に関するレポートでわかった。1日付トイバオキンテー電子版が報じた。
国営企業の平均給与は615万ドン(276米ドル、約3万3,430円)で、外資系企業の509万ドンと100万ドン以上の差がある。民間企業は499万ドン、個人事業者は366万ドン、最低は合作社の284万ドン。全体の平均は446万ドンだった。
地域別では、都市部が525万ドンだったのに対し、地方は384万ドン。役職別では、経営者が730万ドンでトップ、次いで高度な技術を持つ専門家の650万ドン、最低は単純労働者の300万ドンだった。男女別では、男性が470万ドンで、女性の413万ドンと差がある。
第2四半期の平均給与は、前四半期に比べ43万5,000ドン(8.9%)減少しており、都市より地方、男性より女性の減少幅が大きい。労働社会科学研究所のグエン・ティ・ラン・フオン所長はこの理由について、第1四半期にはテト(旧正月)賞与が含まれることや、テト後に地方で就職する人が多いことなどを挙げた。国営企業の平均給与が高い理由については、大企業が多いこと、学歴や技能の高い労働者が多いこと、都市に拠点を置く企業が多いことなどを指摘した。
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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ /11月6日号より転載)