インド 複合RIL会長の給与、社員平均の205倍
複合企業(コングロマリット)リライアンス・インダストリーズ(RIL)のアンバニ会長の給与が、同社の従業員の平均給与の205倍に達していることが分かった。同会長の給与は1億5,000万ルピー(約2億9,000万円)。PTI通信が6日に伝えた。
新会社法と企業統治規約の改訂版の導入などを受け、上場企業の間では、経営幹部と従業員の給与の格差や昇給頻度の違いなどを開示する動きが相次いでいる。アンバニ氏の給与は7年前から据え置かれているが、一般従業員との大きな差があらためて示された格好だ。
他の上場企業の経営幹部と従業員の給与の格差は、複合企業ITCのデベシュワル会長が一般従業員の439倍、民間銀行最大手ICICI銀行のコチャール最高経営責任者(CEO)が97倍、日用品大手ヒンドゥスタン・ユニリーバ(HUL)のメータCEOが93倍、IT大手ウィプロのプレムジ会長兼社長が89倍となっている。住宅金融大手HDFCのパレク会長と一般従業員との格差は比較的小さく、19倍にとどまる。
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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ /7月7日号より転載)