ミャンマー 労働者2千人、高水準の最低賃金設定求めデモ
ミャンマー人労働者2,000人以上がメーデーの5月1日にヤンゴンで、検討中の法定最低賃金を5,600チャット(約620円)に設定することを求めるデモを実施する予定だ。現地紙ボイスが28日に報じた。
労働者側の相談役を務める弁護士タイ氏は、「8時間労働で最低賃金を日額5,600チャットに設定することを求め、マヤンゴン、ライン、カマユの3郡区で平和的にデモを実施する」と述べた。警察からの許可も既に得たという。
1日のデモでは、勾留されている労働者や農民の解放のほか、人権の保護なども訴える予定。
■高水準に警戒感=労相
エイ・ミン労相は25日、企業経営者らとの会合で、ミャンマーの最低賃金の設定について、「タイは(急激な引き上げで)中小工場が閉鎖に追いやられ、カンボジアでは最低賃金を定めた後、工場がバングラデシュに移転した」と話し、高水準に設定することに警戒感を示した。26日付政府系英字紙グローバル・ニュー・ライト・オブ・ミャンマーが伝えた。
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(The Daily NNA労務・人事・安全ニュース http://news.nna.jp/ /4月30日号より転載)